私は男の子なのに、女の子みたいに大人しくて、きれいなものがとにがく大好きでした。小さい頃から、かなり変わっている子だったと思います。 でも、父と母は、そんな私をまったく叱りませんでした。「好きなことをしなさい」と、常に応援しながら育ててくれたんです。 その両親は、たいへんな園芸好きで、家の庭で四季折々さまざまな花を育てていました。私も見様見真似で手伝って、その魅力にすっかり夢中になりました。